世界銀行が12日に発表した「世界経済見通し」によると、ユーロ圏の経済は引き続き縮小傾向にあるが、発達した経済体からくるリスクは緩和されており、グローバル経済の混乱は緩和されていくという。ただ成長ペースは鈍化する見込みだ。「見通し」は今年の中国の経済成長率を7.7%とし、1月の予測値を下方修正した。世銀によると、中国政府が経済の再バランスを推進しているため成長がスピードダウンするのだという。
「見通し」は世銀がうち出す半期ごとの経済報告書で、最新版となる今回の「見通し」では、今年は世界全体で国内総生産(GDP)が前年比約2.2%増加すると予測する。これは世銀が今年1月にうち出した2.4%の予測値や昨年の実質成長率2.3%を下回る数字だ。だが世銀の予測によると、グローバル経済成長率は2014年に3%、15年に3.3%に上昇するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年6月14日