中国は二酸化炭素排出権取引の試行作業で実質的な一歩を踏み出した。6月18日、深セン市における二酸化炭素排出権取引が開始し、これにより深セン市は中国初の二酸化炭素排出権取引の試行都市となった。18日付中国証券報が伝えた。
中国国家発展改革委員会はこれまでに、7つの省・市で二酸化炭素排出権取引を試験的に実施することを定めた。現在、各地では試行に向けた作業が着々と進められており、各銀行もまた、「二酸化炭素金融」に向けた準備を進めている。7つの省・市での試験的な実施を通して、中国は世界における第二の二酸化炭素排出権取引市場となる見込みで、取引される二酸化炭素排出量は7億トンに上ると予想されている。
「中国証券報」より 2013年6月18日