「2013年陸家嘴フォーラム浦江夜話」が27日、上海で開催され、経済・金融改革と発展をテーマに4回の会議が行われた。中国人民銀行(中央銀行)研究局の紀志宏局長は「中国の金融政策はこれまで、米国の量的緩和(QE)による中国経済、或いは金融政策に対する打撃への対処に比較的望ましい効果を発揮してきた。多くの経験を積み重ねたことで、今後の量的緩和の縮小についても、上手く対応できるだろう」と述べた。28日付中国証券報が伝えた。
紀局長は「経済規模の大きい国、為替相場の変動幅が比較的大きい国、資本市場が比較的発達しており、金融市場に奥行きがある国であれば、ダメージはより小さく、量的緩和の縮小への対応もより容易である。中国にとってより重要なのはやはり、経済構造の調整を進め、経済のバランスの取れた成長を促進することである」との見方を示した。
「中国証券報」より 2013年6月28日