統計方法の変化、中国の対米・EU貿易黒字が4割以上減少

統計方法の変化、中国の対米・EU貿易黒字が4割以上減少。

タグ: 中国の貿易額 対米貿易 貿易付加価値 貿易黒字 日米貿易   

発信時間: 2013-07-03 11:14:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「世界バリューチェーン・経済構造調整の国際シンポジウム」がこのほど北京で開かれた。同シンポジウムに出席した専門家は、「貿易付加価値の角度から貿易データを見直した場合、中国の対米の貿易黒字は41%、対EUの貿易黒字は49%も減少する」と指摘した。

専門家は、「輸出入総額だけを見るやり方では、中国の真の貿易構造を判断できない」と語った。これは輸出入総額の計算において、次の2つの重要な重複があるからだ。(1)本国の輸出品に使用される輸入中間製品の価値は、輸入としてすでに1度計算されながらも、輸出の際に再び輸出総額に盛り込まれる。(2)本国が輸入した製品のうち、本国の輸出製品を利用し生産されたものが含まれる。中国のような発展途上国にとって、(1)の重複した計算により大きな差額が生じる。

「貿易付加価値を創造する角度から貿易データを見直した場合、中国の対米の貿易黒字は41%、対EUの貿易黒字は49%も減少する。日本の場合はこれとは対照的で、対米の貿易黒字は40%、対EUの貿易黒字は31%も増加する」米コロンビア大学の魏尚進教授、米国国際貿易委員会(ITC)のチーフエコノミストであるRobert Koopman氏、シニアエコノミストの王直氏は研究により、中国の輸出額はデータほど高額ではないと指摘した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月3日

 

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