中国国務院は、7月3日の常務会議で、『中国(上海)自由貿易試験区総体方案』を原則可決した。今後、上海外高橋保税区を含む4つの保税区内に自由貿易試験区が設立される。4日付中国証券報が伝えた。
これまでに、『中国(上海)自由貿易試験区総体方案』には、上海自由貿易区における人民元資本項目の開放を先行実施する金融革新を行い、人民元の自由交換の実現を目指すことが盛り込まれていると報じられていた。
アナリストは、上海自由貿易区の設立は中国の環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入交渉においても重要な意義があると指摘する。また、港湾、物流、貿易、不動産、金融などの業種の関連株に好材料となるという。
「中国証券報」より 2013年7月4日