JPモルガン・チェースは2日に発表したレポートで、中国石油(00857.HK)の目標株価を8.25香港ドルから11香港ドルに引き上げた。投資判断を「買い」とした。3日付中国証券報が伝えた。
JPモルガン・チェースは、「中国石油が経営戦略の調整を行ったことで、その資産組合せが低利益の状況を脱しつつあり、業績見通しに根本的な変化が見られた」と指摘した。
市場では、石油精製と化学製品加工業務の低迷や天然ガス輸入による負担増大が短期的に中国石油の収益力に悪影響を及ぼすと懸念されているが、中国石油の石油価格や企業を取り巻く環境の変化への適応力が高まっている。最近、同社の資産の合理化が進んでいることに加え、国内の天然ガス価格・石油価格の上昇、マクロ経済の改善などがその株価上昇を支える主な要因となる。
「中国証券報」より 2013年7月3日