中国経済は現在鈍化の圧力が拡大しているが、安定化傾向にあると専門家は話す。穏やかな成長政策に持続的に力を発揮するにつれ、下半期の経済成長は上向きに転じる可能性がある。
◇穏やかな成長政策の効果が現れる
国家統計局サービス業調査センターの趙慶河シニア・アクチュアリーによると、小規模企業の製造業購買担当者景気指数( PMI)が15カ月連続で景気判断の節目となる50を下回った。これは中国の経済状況が複雑に入り組んでいることを暗示している。
ただ専門家は、中国経済が急降下することはまずないと指摘する。交通銀行の連平チーフエコノミストは「経済成長の三大エンジンである投資・消費・輸出にしても、雇用や物価にしても妥当な区間にある。中国経済の急落をそう懸念する必要はない」と指摘する。
国務院発展研究センターマクロ経済研究部の張立群研究員は「中国の経済成長は年内は7.5%くらいの穏やかな成長を維持するだろう」と語る。