中国人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は、「ある国の経済成長率が7%に達しながら危機があるというなら、それ以外の国はどうしたらよいというのか。国内総生産(GDP)の成長率はある国の経済状況を最も直感的に判断する材料になる」と話す。
中国の公式データによると、今年第1四半期(1-3月)の中国のGDPは11兆8855億元で前年同期比7.7%増加した。成長率は12年末に下げ止まって「V字回復」を果たした後、再び低下したが、中国経済には「まだまだ切れる好カードがある」との判断から、ウォッチャーらは今年の中国の経済成長率は引き続き7%以上を維持すると予測する。
清華大学中国・世界経済研究センターの李稲葵主任は、「現在、中国経済の成長源は非常にはっきりしている」とした上で、中国経済は今、制度が変化する新たな時期にさしかかっており、新たな経済成長源には公共製品への投資が含まれ、具体的には都市建設、空気の浄化、水の処理などが含まれると述べた。
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