しかし国際通貨基金(IMF)とJPモルガンのデータによると、商品輸出額の対GDP比は13.5%のみで、ユーロ圏とほぼ同水準で、米国の10%をやや上回るのみだ。またMSCIジャパンインデックスを構成する日本企業は営業収入の35%を海外から得ているが、欧州企業の同比率は66%、米国企業は40%となっている。
JPモルガン・アセット・マネジメントのストラテジストは、「日本を輸出主導型経済とする観点は意外だ。これは円相場の株式市場への影響を誇張しすぎているのかもしれない。人々が日本に期待しなくなれば、円と日本株の関連性が低下するだろう。そうなれば企業は、円安だけでは不十分になるため、収益力を引き上げ国内の営業収入を増加させなければならない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年7月16日