ゴールドマン・サックスが17日に発表したレポートの中で、長い高度成長期を経て、中国本土小売業には需要の増加ペースが減速し、競争が激化しているというジレンマーに遭遇しており、その市場シェアは今や新興小売モデル(ネット販売や海外からの直接輸入)に侵食されつつある。また、中国本土小売業者には値上げによりコスト上昇分を相殺するなど価格決定面における立場が弱く、同業種が利益下降圧力に直面している。18日付中国証券報が伝えた。
ゴールドマン・サックスは、百貨店関連株に投資する際、銀泰百貨(01833.HK)と利福国際(01212.HK)のような利益が改善している銘柄がベストだと指摘し、両社の投資判断を「買い」とし、目標株価をそれぞれ10.1香港ドル、21.9香港ドルとした。一方で、金鷹商貿(03308.HK)の投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を11.4香港ドルとした。
「中国証券報」より 2013年7月18日