現在、夏に収穫する穀物の増産や農民収入の増加、それに鳥インフルエンザ(H7N9)による産業ショックを受けた牧畜業の回復によって、中国では、都市部の副食品の供給は安定した状態となっています。
韓長賦農業相は21日に太原市で開かれた座談会で「今年、夏に収穫する穀物がまたも豊作を収め、秋に収穫する穀物も順調に成長している。今年の夏収穫穀物の生産量は1億3190万トンで、昨年より195万トンを増加し、史上最高の産量に達した。このほか秋収穫穀物の栽培面積は53万ヘクタール増加し、穀物の成長も昨年よりいい」と述べました。
このほか牧畜業も回復し、漁業も安定した成長をみせており、主要な副食品の供給状況は良好となっています。また農民収入も急速に伸び、今年上半期の農民の1人当たりの現金収入は4817元で、実質成長率は9.2パーセントに達しました。伸び幅は都市部住民より2.7パーセント上回っています。
「中国国際放送局 日本語部」 2013年7月22日