日本で21日に行われた参議院議員選挙では、安倍晋三首相が率いる与党連合が勝利し、衆議院とともに過半数を獲得した。ある分析によると、この選挙結果を受けて安倍氏は長期的な構造改革をかなり自由に推進できるようになり、日本経済の成長エネルギーを喚起するのにプラスになるとみられる。また日本円の対米ドルレートを一層弱める可能性があるという。「経済参考報」が伝えた。
財政政策と金融政策は安倍政権がうち出す経済政策「アベノミクス」の2本の矢とされる。アベノミクスを実施してから、日本経済は上昇傾向が後押しされ、ドルに対し大幅な円安となった一方、日本の株式市場は大幅に上昇した。だが5月末以降、日本の経済成長の勢いが止まると、円安傾向も止まった。円レートは再び急速に上昇し、株式市場は下降線をたどり、下げ幅は2000ポイントを超えた。