ドルの対円レートは先週1.1%とわずかに上昇した。19日にはドルの主要通貨に対するレートが低下し、米国のニューヨーク外国為替市場の終了時には1ドル=100.24円になった。今年に入り、ドルの対円レートはすでに約15%上昇している。ある市場関係者によると、円がこれ以上ドルに対して弱くなれば、ポジションは1ドル=101.5円になる可能性があり、中期的には110円まで下がる可能性があるという。
別の分析では次のように注意を促す。アベノミクスの資産効果は欧米経済、金融情勢、政策の方向性などの影響を強く受けるもので、欧米の資金が日本の為替市場や株式市場で演じる役割に警戒しなければならない。これと同時に、日本の超緩和政策がもたらす可能性のある財政の持続性や国債の利回り上昇などをめぐるリスクにも警戒が必要だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年7月24日