香港上海銀行(HSBC)が24日に発表した最新レポートによると、7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.7と、11カ月ぶりの低水準となった。同月の中国製造業生産指数の速報値は48.2で、9カ月ぶり低水準だった。25日付中国証券報が伝えた。
これについて、HSBC中国の屈宏斌チーフエコノミストは、「7月、中国製造業PMI速報値が低下し続けたことは、受注の減少や在庫調整が進んでいることによる製造業の景気減速を反映しており、労働力市場の圧力が増している。中国政府が経済政策のボトムラインは経済の安定成長と雇用確保であると強調しているが、中国製造業PMI速報値の低下を受け、景気対策を講じる必要性が高まっている」と指摘している。
「中国証券報」より 2013年7月25日