中国商務部国際貿易経済合作研究院の霍建国院長は、「まず小範囲内で地域協力を実施し、地域内の統一的な発展を実現してから、より広い範囲に拡散することによって、リスクを回避し高い効果を得ることができる」と分析した。
孫副院長は、「多くの先進国に、地域経済発展戦略のヒントが隠されている。例えば日本の戦後の高度成長は、都市部から全国に拡大したものだ」と述べた。
30数年間の改革開放の蓄積により、中国はすでに一連の経済圏・経済ベルト・経済区を形成し、これらが互いに競争し発展する時代に入っている。これらの経済圏・経済ベルト・経済区内の発展の質と協力の水準を引き上げることで、経済成長のけん引に対する巨大なエネルギーを十分に引き出せる。安定成長と発展促進の中で、大きな役割を担うのは中国東部だ。上海自由貿易区、環渤海地区の一体化建設は、その中でも特に注目されるポイントだ。