中国経済リバランス、消費を主要牽引力にすべき
中国経済リバランス、消費を主要牽引力にすべき。
タグ： 中国経済Ｂ事務総長
発信時間： 2013-07-30 13:57:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
中国経済の今後の動向は？中国の経済成長が直面する難題は？経済の構造調整はどのように推し進めるべきか。記者はこれらの質問について、アジア開発銀行（ＡＤＢ）のラジャット・ナグ事務総長にインタビューを行った。３０日付中国証券報が伝えた。
記者：中国経済の今後の動向をどのように見ているか。
ナグ事務総長：アジア開発銀行は、中国の２０１３年の経済成長率見通しを中国政府の定める７．５％の成長目標より高い７．７％に下方修正した。２０１４年の成長率見通しは７．５％に引き下げた。２０１３年第４四半期及びその後の成長率は、中国政府の経済成長を下支え意思の強さと経済構造調整のペース次第で決まる。
記者：中国経済の構造調整の必要性がますます高まるなか、構造調整の現在のペースをどのように評価しているか。今後の経済改革の重点はどこに置くべきであると考えるか。
ナグ事務総長：中国の経常黒字の対国内総生産（ＧＤＰ）比は２００８年の１０．１％から２０１２年には２．３％まで下がり、外的リバランスは概ね達成されている。しかし、内的リバランスは始まったばかりである。先般公表されたデータでは、２０１３年上半期、投資が再び経済成長の主な牽引力となっている。経済のリバランスを成し遂げるには、消費を経済の主要牽引力にする必要がある。
今後の中国の改革は、構造調整の深化に力を入れるべきであり、財政と金融改革を含め、企業改革及び労働力や土地などの生産要素市場の改革に努める必要がある。都市化もまた最も重要な点であり、都市化とサービス業の発展は同時に推進していかなければならない。また、所得分配の不平等を是正し、グリーン成長を促進することも重要であることは明らかだ。
「中国証券報」より 2013年7月30日
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