世界板金業で絶大なシェアを誇る株式会社アマダが7月11日、開業して間もないAMADA中国・上海事業所で、新テクニカルセンターの開業式を催した。人民網が報じた。
AMADA中国・上海事業所は、技術センター、製造工場、研修センター、部品センターなど多くの機能を兼ね備えており、日本から全世界に至る各国の情報がここに集められ、中国市場にマッチしたやり方で顧客に提供される。
日本アマダ本社の岡本満夫・代表取締役社長は開業式において、「今回オープンしたテクニカルセンターは、各種自社製品の展示場であるだけではなく、AMADAが顧客と共に課題を解決していく場ともなる。製品の販売のほか、販売後のアフターサービスにも一層大きく力を入れる方針だ。部品センターや研修センターは、この目的を実現するための媒体となり、顧客が購入した設備へのバックアップを通じ、中国市場に対するAMADAの情熱と誠意を示したい。また、AMADAは、中国市場により適合したコストパフォーマンスの高い商品の開発を計画しており、機械の現地化生産率も高める方針だ」と抱負を述べた
中国機床工具(旋盤用品)工業協会の陳恵仁・常務副理事長は、開業式で、「AMADAのテクニカルセンター開業を大いに祝福したい。AMADAは、30年前に中国に進出して以来、質の高い製品とサービスを武器として、中国の顧客からあまねく信頼を勝ち取り、中国市場で大きな影響力を持つに至った」と祝辞を述べた。
アマダの設備は1983年、初めて中国に入った。今年(2013年)は、ちょうど、中国参入30周年に当たる。AMADA(中国)有限公司の泉井宏之・総経理は、「中国国内には現在、弊社の機械1万6千台があり、4800の工場で稼働している。我々が中国で歩んでいく道のりはまだまだ長いが、従業員一同、心を一つにして努力を重ね、顧客との深いレベルでの協力関係を樹立し、より良いパートナーシップ関係を築いていきたい」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2013年8月1日