日本の財務省はこのほど、国の借金の残高が1000兆円に達したと発表した。米国の学者は、この額を1000円札で積み上げた場合、高さは7マイルになると話した。
日本の借金の発表は、「アベノミクス」が国内外から認められ、「安倍首相は日本の景気回復を実現させる可能性がある」との見方が強まった中で行われた。首相はここ数日、富士山の麓で10日間の休暇をとっているが、この休暇について、イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」は、日本経済に対する自信の表れだと見ている。2012年夏、当時の野田佳彦首相は4日間の休暇をとり、2011年に菅直人前首相は24時間にも満たない休暇をとった。ロシアのテレビ局「ロシア・トゥデイ」は、「世界一重い負担」であるこの借金額は日本の経済見通しを暗くしたと論じた。
周知のとおり、景気回復は憲法改正と集団的自衛権行使への国民の支持を得るうえで最大の支えであり、この数字が安倍首相を冷静にさせることができるかは不明である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月12日