調査によると、72%の専門家が現在の中国のマクロ経済の運行は安定し、成長率は合理的な範囲内にあると見ている。多くの専門家が、2013年の中国の国内総生産(GDP)成長率は中央政府が年初めに設定した目標7.5%に達すると見込んでいる。また、63%が13年の中国の消費者物価指数(CPI)伸び率を2.6~3.0%と予想し、2.0%以下、3.6%以上と予想した専門家はいなかった。全ての専門家が2013年のCPI伸び率は中央政府が年初めに設定した目標3.5%を下回ると予想したことになる。
社会各界が注目する不動産価格について、アンケートに応じたアナリストはそれぞれの予想と判断を示した。報告によると、64%の専門家が13年下半期の中国の不動産市場は「販売量・価格ともに上昇する」と予想している。「販売量は低下、価格は上昇」と見る専門家は20%、「販売量・価格ともに低下」は12%、「販売量・価格ともに安定」は2%だった。専門家の8割超が下半期の中国不動産市場は上昇し続けると予測したことになる。
そのほか、経済成長において直面する最大の試練について、多くの専門家は、地方政府債務のリスク、過剰生産能力の深刻化、経済成長率の低下、不動産バブルの4つは中国経済の健全的な発展を左右すると示した。うち、63%の専門家が、地方政府債務は中国のマクロ経済成長で直面する最大の試練だと見ている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月19日