日本の財務省が19日に発表した7月の貿易統計速報によると、貿易収支は前年同期比93.7%増の1兆240億円の赤字だった。13カ月連続の貿易赤字で、7月としては1979年以降で最大。
輸出と輸入はともに増加したが、円安に伴う原油や液化天然ガス(LNG)の輸入額の大幅増により赤字は拡大した。日本の7月の輸入額は6兆9860億円で19.6%増。円安により、原油の輸入額は30.2%増加した。また、原子力発電所の稼動停止により火力発電用の液化天然ガスの輸入額は16.9%の大幅増となった。
地域別に見ると、対米国では5000億円の貿易黒字だが、対EUと対中国では赤字だった。中国からの輸入額は1兆4904億円に達し、単月ベースでは過去最大を更新、半導体などの電子部品や衣類の輸入が目立つ。対中東は最大の赤字となった。また、欧州からの自動車と医薬品の輸入額が増加した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年8月20日