■金融政策は引き続き穏健基調
金融政策に調整はありうるが、周総裁は下半期も穏健な金融政策を継続すると表明。「もし必要があれば柔軟な調整を行なうことができるが、今年下半期に大きな調整はなく、調整があっても微調整であり、適切な構造的微調整をいくつか行なうことになる」と述べた。中国人民銀行はこのほど発表した2013年度第2四半期中国金融政策執行報告において「引き続き穏健な金融政策を実施し、コントロールの的確性、協調性を強化し、適時適度の事前調整、微調整を行ない、安定的成長、構造調整、改革促進、リスク回避の均衡点をしっかりと把握して、経済の構造調整、モデル転換、高度化のために安定した金融環境と通貨条件を創出する」と指摘した。
「中国の金融政策は伝統的に多目標で、経済成長の促進とインフレ抑制を同時に掲げている。この2つの目標は矛盾しており、バランスをしっかりと把握する必要がある」。孫氏は「下半期のマネーサプライは総量において比較的穏健で、M2増加率はおよそ14-15%となる。この間、四半期末または月末の市場資金が逼迫した際に市場の状況に基づき調整を行なうことが考えられる」と指摘。さらに「米国の量的緩和縮小により、資金が大規模に国内から流出した場合、中国人民銀行は緩和策を講じて流出部分の穴埋めをしなければならない」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月22日