最新の各経済データによると、中国経済はすでに安定化しており、第3四半期に減速の流れを終える可能性が高い。
中国国務院発展研究センター対外経済部の研究員の趙晋平氏は、「いかなる経済国も無限の高度成長を持続することはできない。中国経済の減速は、世界経済の回復の遅れの影響を受けたもので、経済のモデルチェンジ・アップグレードにより長期的かつ健全な発展を目指す、積極的でポジティブな調整によるものでもある」と分析した。
米国を含む先進国の経済回復には不確定要素が残されている。先進国の政府債務の問題は依然として深刻で、根本的な解決の兆しは見えていない。また米国は数カ月後に量的緩和策の終了を予定しており、世界経済成長の構造および国際金融市場の安定に大きな影響をもたらすだろう。
中国国務院発展研究センターマクロ経済部の研究員の張立群氏は、「先進国経済の現在の好転は、主に金融危機の深刻化と蔓延を防いだことによるものだ。実体経済は時間の経過と調整により回復を開始したが、その流れは脆弱で、変動が生じやすい」と語った。