米欧などの主要先進国の緩慢な経済回復、中国・インドなどの新興経済国の経済成長率の低下は、世界経済成長のエンジンの変化に関する議論を巻き起こした。
中国のアナリストは、「経済成長率は7−8%の準高度成長範囲に低下したが、中国の世界経済の最大のエンジンとしての地位は、誰にも揺るがされることはない」と語った。
現在の世界経済の構造と全体的な情勢によると、中国経済が7−8%の成長率を維持するだけで、世界経済の成長に対する貢献度は20%以上、さらには30%以上に達する。この貢献度は他国の追随を許さない数値だ。
一方で、世界金融危機の発生まで長期に渡り、世界経済成長の最大のエンジンであり続けた米国は、少なくとも今後数年内は3.5%以上の成長率を実現しがたい。