中国人民銀行(中央銀行)は13週間ぶりに公開市場操作による純資金吸収を行った。7日物と14日物リバースレポの規模がいずれも縮小したことにより、今週の公開市場操作で約370億元の純資金吸収となる。週間での純資金吸収は6月ぶりとなる。6日付中国証券報が伝えた。
アナリストは「人民銀が純資金吸収を実施したのは、市場の資金需要に比較的ゆとりがあり、流動性圧力が軽減していることを裏付ける。そのことは、金融市場の金利の低下傾向が5日から続いていることからも分かる。全体的に言えば、9月に銀行間市場の資金需要が極度にひっ迫する局面が再び発生する可能性は小さい」との見方を示している。
「中国証券報」より 2013年9月6日