80年代後半から、ハイアールは家電分野でドイツや日本の家電メーカーに学び、大きな目標を掲げひたむきに取り組んできた。三洋はその重点学習対象の一つでもあった。産業地位の逆転が生じた今、彼らの取り組みは最終段階へと差し掛かり、今度は日本が謙虚な姿勢でハイアールに学ぶことができるかどうかが、日本の家電業の明暗を分ける時なのだ。
ハイアールは日本企業の顧客への充実したサービスモデルを取り入れたことが成功の鍵となり、「製造業社」から「販売業者」までの全行程で革新を実現し、単なる利益追求を超越していると莫邦富氏は考える。10年前と比べるとハイアールはすでに高水準の発展段階に入っており、引き続き重点的に研究する企業に値すると莫邦富氏はいう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年9月8日