中国の8月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比2.6%上昇し、生産者物価指数(PPI)は同1.6%低下した。この2つのデータは、外国メディアから「クリーピング・インフレーション」と判断された。さらに、その前日に中国が8月の輸出額と輸入額はいずれも増加したと発表したことにより、世界のアナリストは中国の経済情勢について「中国の良好なデータ(スイスメディア)」「中国経済は落ち着いて回復する」と予想した。
米紙ニューヨーク・タイムズは、この夏、多くの新興市場で為替レートが低下し、株式市場が低迷した中、中国経済はまったく傷を負わなかったと論じた。国際世論では、中国経済に関して「回復」「安定」「希望」など「の言葉が多く出現した。
一方で、ロシアメディアは9日、「これは嵐の前の静けさなのか」との疑問を投げかけた。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルも、「中国の現在の落ち着いた回復はどれだけ続くか」と疑問を抱いている。これについて、中国の李克強総理は9日、英フィナンシャル・タイムズ紙に寄せた文章で、「中国経済は持続的かつ健全な成長を維持できる」と強い自信を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年9月10日