李克強総理は10日、2013年夏季ダボスフォーラムに出席した国内外の経営者代表と交流し、「国内外のさまざまな要素の影響を受け、中国経済に減速が生じ、特に今年上半期は減速の圧力が大きかった。しかし我々は冷静沈着に、足元を踏みしめしっかり立ち、思考と視線を前向きにし、安定成長・構造調整・改革促進を統一的に計画し、現在に利益をもたらし未来により多くの利益をもたらす措置を講じ、すでに成果を得ている」と指摘した。人民日報海外版が伝えた。
◆赤字拡大と金融緩和、長期的な策ではない
景気低迷の圧力に対して、中国政府は驚きを見せておらず、「冷静沈着に、足元を踏みしめしっかり立つ」ことができた。李総理は、「経済低迷の圧力が深刻化した時の選択肢には、マクロ経済政策の調整、赤字拡大、金融緩和がある。これは短期的な効果をもたらすだろうが、長期的には有利とは限らない」と語った。
専門家は、「財政赤字の拡大、金融緩和による大規模な景気刺激は、根本的な原因を改善しない表面的な手段に過ぎない。短期的に経済指標は上昇するが、経済構造に存在する根深い問題が解決されなければ、最終的には持続的な発展を実現できない」と分析した。