中国国家能源(エネルギー)局のウェブサイト13日付の情報によると、国家能源局は先般、中国全土10の省・直轄市・自治区において風力発電と太陽光発電の電力網併合及び電気料金収入状況に対する監督・管理体制を全面始動すると発表した。これにより、日増しに浮き彫りになっている風力・太陽光発電における「電気を捨てる」という問題が解決されることになると見られる。16日付中国証券報が伝えた。
風力・太陽光発電の電力網併合問題などの影響で、中国では風力・太陽光発電による電力が充分に利用されていないこと、つまり「電気を捨てる」という状況は日増しに深刻になっている。2012年、「電気を捨てる」問題による直接経済損失が50億元に達し、損失額は例年から拡大した。これを背景に、中国政府は「電気を捨てる」という問題を重視するようになった。
「中国証券報」より 2013年9月16日