林氏は、「技術革新の産業のアップグレードの速度により、1951年の日本・1967年のシンガポール・1977年の韓国・1975年の中国台湾地区は、その後の20年間でそれぞれ9.2%・8.6%・7.6%・8.3%の年間平均成長率を実現した。第二次世界大戦後、13の経済体は技術革新と産業のアップグレードという後発者の優勢を利用し、毎年7%以上の経済成長率を実現し、25年間これを維持した。改革開放以降、中国もこの後発者の優勢により、33年連続で平均9.8%の成長率を実現した。発展途上国である中国は、後発者の優勢を存分に発揮し、技術革新、産業のアップグレード、体制改革の深化と開放を続ければ、世界バリューチェーンの中で自国の技術革新と産業のアップグレードを実現できる。中国はそうすれば、2020年に高所得国の仲間入りを果たし、中国の夢を実現する可能性が出てくる」と予想した。
林氏は、「中国東北部の伝統的な工業拠点として、遼寧省は良好な工業の基礎の十分な活用を続け、中華民族の偉大なる復興の歴史的チャンスをつかみ、小康社会を率先して建設し、遼寧省伝統工業拠点の全面的な振興を推進し続けるべきだ」と指摘した。