中露エネルギー協力委員会の中国側代表を務める張高麗・中国国務院副総理は15日、人民大会堂で、ロシア側代表であるドゥボルコビッチ副総理と共に、中露エネルギー協力委員会第10回会議を主宰し、間もなく開催される第18回中露首脳定例会談に向けての準備を進めた。16日付中国証券報が伝えた。
張副総理は会議で、「中露のエネルギー協力は長期的・全面的・戦略的なものであり、地域・資源・市場・技術などの面での両国の相互補完関係は強く、協力における潜在力は巨大なものである。中国はエネルギーをめぐるロシアとの協力関係を全面的に強化することを望んでいる」と強調した。
中国は、ロシアの中国に対する原油供給量拡大プロジェクトに両国が着実に取り組むことで、石油関連川上企業の協力規模を拡大し、天津における合資石油精製所の建造が高効率・高収益な川下企業提携のモデル事業になることを期待しており、天然ガス分野における両国の互恵協力を積極的に推進し、核エネルギー分野における協力を引き続き強化する方針である。