中国とタイが高速鉄道建設に向けた協力を強化する見通しであるとの情報を受け、中国の鉄道インフラ関連株への投資が急増している。中国2大鉄道車両メーカーである中国北車集団と中国南車集団のほか、鉄道車両部品メーカーの普西車軸や永貴電器、鉄道用の通信・電源システムなどを取り扱う鼎漢技術、更には機械製造メーカーの太原重工、列車運行管理システムを取り扱う世紀瑞爾などといった高速鉄道関連銘柄は14日、いずれもストップ高となった。15日付中国証券報が伝えた。
業界関係者によると、中国の高速鉄道技術はすでに海外に進出する実力を備えており、中国とタイの高速鉄道建設に向けた協力がブレークスルーを達成すれば、中国の高速鉄道輸出の最初の例となる。そして、中国とタイの協力モデルが他の国でも同様に推進されることになれば、高速鉄道の大規模な輸出の時代を切り開くことができ、鉄道産業チェーンにおける車両や部品サプライヤーに長期的なプラス効果をもたらす。
「中国証券報」より 2013年10月15日