米の研究チームが人造の器官と肢体、およびその他の部位を組み合わせて、呼吸し喋って歩行する生化学ロボット人間を開発し、11日にニューヨークで開かれたアニメフェスティバルで初公開した。このロボット人間には人工の心臓もあり、機器による血液循環を可能とし、人間の約60%~70%の機能を有する。米メディアが13日付けで報じた。
身長2メートル 立って座って歩行も可能
米メディアは今月20日夜に「不思議な生化学ロボット人間」というドキュメンタリー番組を放送する。この番組で人工腎臓や血液循環システムから植込式の電子耳や網膜の応用まで生化学ロボット人間の不思議を一挙紹介する。
この研究プロジェクトを指揮するShadow Robot CompanyのWalker氏は、世界17のメーカーが提供したパーツを組み立て生化学ロボットを造り、医学の偉大な進歩を証明したいと話す。
Walker氏は、このロボット人間は身長6.5フィート(約1.98メートル)で、人間の約60%~70%の機能を有し、Rexの補助で歩行、立ち座りを可能にしたという。
この生化学ロボット人間には人造の心臓を有し、機器による血液循環を可能にし、人間と同じように体内に酸素を送ることができる。また植込式の人工腎臓は、現代の腎臓洗浄装置に代替するものでもある。
人体への応用は不可能