人口ボーナスの消失が中国の労働コストと各産業の発展に大きな影響を及ぼすと予想されるなか、労働力に代わる産業用ロボットの重要性がより一層注目を集めるようになっている。業界関係者は「中国の産業用ロボット市場は上昇する人件費と産業のグレードアップという二大要因が牽引力となり、急速な成長を遂げている。今後、より良い発展のチャンスが訪れる見通しだ」との見方を示している。15日付中国証券報が伝えた。
中国の産業用ロボット市場は既に世界で最も成長の速い市場となっており、2012年の中国における産業用ロボットの設置台数は世界全体の14.6%を占めた。2015年には、中国の産業用ロボット市場の需要は3万5000台に達する見込みで、世界全体の販売台数の16.9%を占める。今後5年間、中国の産業用ロボットの稼動台数が従業員1万人当たり100台の水準に達すると仮定した場合、産業用ロボットの販売台数の年平均伸び率は30%に達する。
「中国証券報」より 2013年7月15日