日本のNHKニュースサイトの報道によると、中国の労働コストが急速に上昇していることを受け、製造業の作業現場では産業用ロボットの導入が進んでいるという。日本の大型産業用ロボット製造会社である安川電機は、中国の江蘇省に世界最大の産業用ロボット生産工場を建設し、操業を始めたという。
安川電機は40億円(約3億元)を投資して江蘇省の常州市に工場を建設し、22日、地元政府関係者らを招いて開業式を行った。世界最大の生産規模を誇る同工場は、最新の設備を導入し、自動車関連の製造現場で使われる溶接用ロボットなどを生産し、2015年を目途に月1000台の生産を目指すという。
中国で人件費が高騰していることから、人に代わるロボットの需要が急激に高まっており、中国は世界で最も大きな産業用ロボットの市場になる見通しだ。
そのため、安川電機は中国を日本と並ぶロボットの製造拠点と位置づけ、生産と販売の拡大を目指している。津田純嗣社長は「世界で最も発展の将来性がある中国市場で確固たる地位を築きたい」と話している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年6月25日