中国財政部経済建設司は14日、政府が北京市、天津市、華北省およびその周辺地区(北京市、天津市、華北省、内蒙古自治区、山西省、山東省)の大気汚染の改善に50億元を拠出すると発表した。中でも、河北省の大気改善に重点を置くという。
資金は補助金の代わりに実績に応じて奨励金を支給
財政部によると、資金は補助金の代わりに実績に応じて奨励金を支給するという形をとり、汚染物質の排出削減、汚染改善への投資、PM2.5濃度の低下の比率の3項目をもとに支給する。政府は、今年度末にこれらの地域の大気汚染改善への取り組みの成果を評価し、結果をもとに奨励金を再度計算し、実績の指導的役割を際立たせる。
『国務院の大気汚染防止行動計画の印刷・発布に関する通知』によると、政府は2013年、限られた資金を有効に使用するため、大気汚染の防止と改善に関する資金を整理する。