人体への応用は不可能
生化学ロボット人間の多くのパーツは人体に必要な働きを可能とするが、実際に人体に応用できるまでにはまだまだ長い道のりがある。たとえば人工腎臓は、一つの原型にすぎない。また、このロボット人間は消化系や肝臓、皮膚など多くの重要なパーツがまだ備わっておらず、当然脳もない。
生化学ロボット人間はチューリッヒ大学の36歳の社会心理学者Meier氏がモデルになっている。Meier氏は生まれながらにして左腕がなく、義肢をつけている。「科学技術の進歩が、不慮の事故や病気によって鼻や肢体を失った方々に美しい義肢を提供してくれることを願っている」とMeier氏は期待を寄せる。
今回の研究・実験に使われたパーツは社会の各界からの寄付されたもので、総額は約100万ドルという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年10月15日