北京市は今年9月までに行った調整で、汚染排出が深刻な企業184社を市場から撤退させた。また頁岩レンガメーカー19社を11月末までにすべて閉鎖させる予定だ。人民日報が伝えた。
セメントを扱う北京金隅順発水泥有限公司と北京金偶平谷水泥有限公司も石炭炉の稼働を停止し、年内に生産をすべて停止する予定だ。両社の生産停止により、毎年11万トンの石炭消費を削減でき、二酸化硫黄(SO2)の排出量を140トンと窒素酸化物(NOx)の排出量を1600トン削減することができ、煙塵の排出量を約390トン減少させることができる。
「北京市大気清浄行動計画(2013-2017年)」の要求を踏まえて、2016年をめどに工業分野の汚染排出企業1200社が市場から撤退するよう調整し、工業用石炭消費量を200万トン削減する。また17年をめどに市内のセメント生産能力を400万トンに削減し、石油精製量を1千万トン以内に抑える予定だ。
石油製錬の規模を抑制するため、北京市は石油製錬産業の生産能力拡大プロジェクトの審査承認を停止しており、これまでに生産能力800万トン分の拡張建設計画を取り消しにした。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年10月18日