テレビ東京の経済ドキュメンタリー「沸騰現場の経済学」はこのほど、日本の中古ダイヤモンド市場が活況を呈しており、水を注げば「沸騰」しそうなほどだと伝えた。日本社会に蓄積されている中古ダイヤは驚くべき価値を持ち、日本をダイヤ輸出大国にすることが可能なほどだ。中国青年報が伝えた。

　周知の通りダイヤは高級品で、一般的な低所得国では消費者が少ない。日本は先進国であり、東洋の富の観念と西側の儀礼の文化から二重の影響を受け、一般人もダイヤを好む。ダイヤのアクセサリーは、結婚式で欠かせないグッズだ。男性は多くの時間を家の外で過ごし、夫婦間の会話は少ないが、ダイヤをプレゼントし気持ちを示すことがよくある。特にバブル経済の時代、さまざまな豪華なダイヤのアクセサリーが、社会の巨額の富を担い、日本の一般家庭に分配された。

　しかし多くの人は、ダイヤのアクセサリーを使用する機会がごく稀であることに気づいている。90年代にバブル経済が崩壊すると、一部の人はこの「無用の宝物」を質に入れ、低額で現金化した。日本の一般家庭のタンスに眠っているダイヤの価値は、3兆円の規模に達すると見積もられている。