ICチップ中国大手の同方国芯によるけん引を受け、21日の二級市場で決済サービス関連銘柄が上昇した。同セクター全体は取引終了まで4.4%上昇し、そのうち同方国芯がストップ高となった。東信和平、天喩信息、新開普などの同日の上昇幅はいずれも5%を上回った。22日付中国証券報が伝えた。
金融ICカードとNFC(近距離無線通信)という2つのニッチ分野の川上がすでに動き始めている。サプライチェーンの関係者は、「2014年は金融ICカード事業拡大の重要な時期だ」と語った。中国3大通信キャリアも、NFC事業で積極的に攻勢をかけている。経済ファンダメンタルズと業績の下支えを受け、モバイル決済関連銘柄はTMT(情報・メディア・通信)セクターの中で存在感を示している。