中国の経済成長加速は、困難に直面している世界経済にとっても強心剤だ。ドイツの経済誌は「今年世界経済の見通しが悪化する中、中国経済は新しい自信をもたらした」と指摘。英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)も「中国経済は世界の焦点」と伝えた。
ただ中国経済は安定成長しているものの、構造的な課題はなお無視できない。第3四半期に景気回復を促した原動力は投資で、経済改革と構造転換は依然として緊迫している。
日本経済新聞は、「中国景気は持ち直したものの、再び過熱し始めた不動産投資や公共投資の拡大を期待した鋼材の在庫積み増しなど、不均衡が残る」と報じた。