「街ですれ違う一見普通の若者がもしかすると淘宝(タオバオ)で5000万元、いや1億元以上の売上を出しているオーナーかもしれない」。ショッピングサイト、淘宝(タオバオ)が促している創業について、中国電子商取引大手アリババ・グループ創業者、馬雲は誇らしげにこう語った。
参加者が意外だったのは、李克強総理がこうした若い創業者の苦労をよく知っていたことだ。総理は「淘宝のあるオーナーと客の会話を聞いたことがある。彼は夜中に注文を受けてすぐに商品を送った。それからしばらくして彼は客にいい評価をつけてくれるよう頼んでいた。おそらく相手はその商品の傷を指摘したのだろう。彼はすぐに交換するからと言って客に事情を説明し、何度も謝っていた。客が悪い評価をつけて評判が落ちるのをただ怖れていた。私は非常に感動した。これは中国の若者、80年代、90年代生まれの創業者の勤労と創業が容易でないことを反映している」としみじみと語った。