中国物流購入連合会と国家統計局サービス業調査センターは1日、10月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)を発表した。PMIは7月以降4か月連続で小幅に上昇し、昨年同期水準に達した。経済の安定的成長基調が一層明らかになった。
大企業PMIは7月以降上昇を続け、10月は52.3%に達した。中企業PMIは7、8月はほぼ安定し、ここ2か月である程度回復した。10月は9月より0.5ポイント上昇し50%以上に戻った。小企業PMIはここ3か月やや変動が見られる。経済情勢の底打ちと好転が中企業、大企業に広がっていることが分かる。
中国物流購入連合会の担当者の分析によると、10月のPMIの変化から、需要の改善が続き、供給の回復が多少加速し、川上製品の価格上昇に減速の兆しが見られることがわかる。10月の新規受注指数は52.5で、3か月連続で52%以上を維持。昨年5月以来の高水準を示した。新規輸出受注指数は3か月連続で50%以上を維持した。両指数は先月よりやや下落したが、これは比較的高い水準に回復した後の正常な変動であり、全体的に見て下半期以来の需要の持続的改善という基本的基調に変化はない。
「人民網日本語版」2013年11月3日