中国人民銀行(中央銀行)が6日に公式サイトで発表したデータによると、6―9月、融資ファシリティー(SLF)の貸出残高はそれぞれ4160億元、3960億元、4100億元、3860億元だった。6月から、同残高が次第に減少していることが分かった。
中国人民銀行にとって、SLFは短期流動性の管理における新たなツールとなっている。アナリストは、「融資ファシリティー残高の公表は、中国中銀の通貨政策調整の透明性が一層向上し、通貨政策ツールがより充実したことを示している」と指摘する。中国人民銀行は今後より多くの通貨政策ツールを利用して市場の流動性を調整すると見られる。
「中国証券報」より 2013年11月7日