脱中心化、情報集約で資源を統合
ネット通販の影響力は流通領域を超越し、中国経済の発展方式を変える。中国社会科学院情報化研究センターの姜奇平秘書長は、「近年のデータによると、地方都市のEC事業者・ネット通販の成長率は、大都市を上回っている。多くのタオバオ村が出現し、分散型の資源配置を実行している。旧式の発展方式は、物質の集約を通じ資源配置を集約し、都市を物質資源の集約地とする。一方でネット通販は情報集約の考えに基づき、脱中心化により資源を配置する。商品は大都市という中心を経由せず、物流によって工場から家庭まで届けられる。ゆえに小都市や農村部でも、脱中心化により暮らしをより良くできる」と指摘した。
2012年の中国ネット通販市場の取引規模は、前年比67.5%増の1兆3000億元に達した。この増加率は同年の社会消費財小売総額の増加率の4.7倍に達し、その総額の6.3%に達した。
馬会長は、「EC事業は中国で今後1000万規模の優秀な中小企業を生み、世界10億人の消費者にサービスを提供する能力を持つだろう」と予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月11日