経済体制改革を深化させ、基本的な経済制度を堅持・整備し、近代市場体系、マクロ調整体系、開放型経済体系の整備を加速するほか、経済発展方式の転換を加速し、革新型国家の建設を加速し、より効率的でより公平でより持続可能な経済発展を後押しすることが。中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)で提起された。
◇公有制の地位
三中全会は、公有制を主体とし、多種類の所有制経済の共同発展を基本とする経済制度は中国の特色ある社会主義制度の重要な柱であり、社会主義市場体制の土台でもあると言及。公有制経済と非公有制経済はいずれも社会主義市場経済の重要な構成部分で、中国の経済・社会発展の重要な基礎であるとした。
◇市場体系の構築
三中全会は、統一的・開放的・競争的かつ秩序のある市場体系の建設は、市場が資源配置において決定的役割を果たす土台であると言及。企業が自主的経営を行い、公平に競争し、消費者が自由に選択し、自主的に消費し、商品と生産要素が自由に流動し、平等に交換される近代市場体系の形成を加速し、市場の障壁除去に力を入れ、資源配置の効率と公平性を高めなければならないと指摘。公平、開放的、透明な市場ルールを構築し、市場を通じた価格決定の仕組みを整備し、都市と農村の統一的な建設用地市場を確立し、金融市場体系を整備し、科学技術体制改革を深化させなければならないとした。