中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が13日発表したデータによると、第3四半期末時点で、中国商業銀行の不良債権残高が5636億元で、前四半期から241億元増えた。不良債権率も前四半期から0.01ポイント上昇して0.97%となり、2012年以来の高水準を記録した。
これに対して、専門家と銀行業界の関係者は、「第3四半期、銀行業の不良債権に大きな増加がなく、不良債権率も引続き1%以内に収まっており、リスクは制御可能な範囲内にある」としつつも、「銀行業の不良債権の緩やかな上昇傾向が当面続く見込みで、今後株式制商業銀行と地方の都市商業銀行のリスクに注意を払う必要がある」と指摘する。
「中国証券報」より 2013年11月14日