11月11日、年に一度の広州モーターショーが開幕した。広州モーターショーは今後1年の市場動向を探ることのできる、中国自動車産業の年末恒例の盛典だ。一方で同日、東京モーターショーも開幕した。各社は「世界にまだない未来を競え。」というテーマを巡り、自動運転および環境などの最新技術を宣伝する。
世界自動車産業の2大盛典が同時開幕したが、これは日本各社にとって非常に重大な意義がある。中国の華南地区は日本車の戦略的市場だ。広州モーターショーは華南市場全体、さらには中国市場全体のの動向を直接探ることができ、日本車の中国市場における勝敗に直接影響を及ぼすため、日本各社はこれを軽んじることができない。東京モーターショーは日本車の本陣で、これまでコンセプトカーの展示を中心としてきた。東京モーターショーは今後5年間、さらにはより長い期間の技術方針を左右する。
左手に市場、右手に技術を持つ日本各社は、広州モーターショーと東京モーターショーの対決に「忙殺」されている。