シンガポール紙『聯合早報』は、「中国政府が資源配分における市場の役割に関する定義を『基礎的』なものから『決定的』なものへと転換したことは、市場の役割を活用することで、企業により公平・公正な競争ができる場を提供すること、市場の価格決定メカニズムを整え、都市部・農村部の統一的な建設用地市場の確立と金融システムの整備を目指すことを反映するものである。市場化改革に対する外部の期待にある程度応えた形だ」との見方を示した。
オーストラリア紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』は、「中国の向こう10年間の政策の青写真となる三中全会は、広範囲かつ影響力の大きい、意気込みに溢れた経済・社会改革を決定した。改革の鍵は政府と市場の関係であり、経済において市場が決定的な役割を担うことを明確化した。中国は、2020年を目途に、重要な分野と肝心なプロセスにおける改革で決定的な成果を挙げる決意を示した」と報じた。