◆日本の若者はアップル・サムスン製品を使用するか
金氏:日本は電子製品の大国であり、ソニー、パナソニック、東芝、カシオなど多くのメーカーが携帯電話を製造する能力を持っている。そのため日本の携帯電話市場は、これらのブランドによって高いシェアを占められている。2012年になるとiPhoneがこの市場構造を打破し、販売ナンバーワンの携帯電話になった。
しかしながら、日本人は日本ブランドを好んで使用する。日本の携帯電話はデザインと操作性を重視する。例えば深刻な高齢化社会のため、ボタンの大きな高齢者向け携帯電話が好調な売れ行きを記録している。多くの優秀な現地ブランドがユーザーの忠誠度を培っていることから、アンドロイド携帯に慣れたため、アップルのOSが使いにくく諦めてしまう人もいる。これらの要素は、現地ブランドの影響力を高めた。
私の身近にいる若者、特に学生は新型の携帯電話を欲しているが、金銭面で余裕がなく、過度な消費を好む習慣もないため、流行を求める人々の中に彼らの姿を見かけることは少ない。また日本の携帯電話市場は通信事業者と密接につながっており、多くの人が入手する新型携帯電話は、契約を必要とするものばかりだ。ゆえに日本市場に進出する場合、現地の通信事業者が最良のルートとなる。