ソニーはデザインやハードウェアなどの面で誰もが認める優位性を有するが、ソフトウェアと産業チェーンにおける地位の発展にインターネットの考慮か欠けていることがよくわかる。中国のカラーテレビメーカーは先を争ってスマートテレビ、インターネットテレビを開発し、インターネットテレビをはじめとするOTT事業は国内で発展している。一方、ソニーは日系企業らしい慎重さを保ち、関連の行動を全くとっていない。このほどソニーが開発した4K対応のハイビジョンテレビは画質などのハードウェアに力を入れただけで、新しい風潮とチャンスを的確につかめておらず、新しい市場競争において実力のなさを示した。
つい先日開かれた騰訊(テンセント)の第1回We大会で、馬化騰氏はノキアとブラックベリーを例に挙げ、「1年半前はノキアがこれほど速く後退するとは思っていなかったが、これは私たちの目に前で実際に起きたことである。少しでも情勢を見極めなければ、後退するのではないかと恐れている」と述べた。馬氏は「巨人は倒れても体はまだ温かかった」という言葉を残した。ソニーはかつてジョブス氏でさえも崇拝し、真似る巨人だったが、今は足を引きずりながら進み、能力のなさを示している。体温がなくなる前に、ソニーが窮せずして道を開けるチャンスはあるだろうか。その客観的な答えは市場によって出される。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月23日